悉皆(しっかい)とは?

【悉皆屋は着物のプロデューサー】

悉皆(しっかい)という言葉は恐らくほとんどの人は初めて耳にされる言葉だと思います。広辞苑を引くと、「みな」「ことごとく」と載っています。

町人文化が花開いた江戸時代に入ると、着物に自分の好みを 反映出来るようになりました。呉服屋さんで反物を買う一方、オーダーメード で着物を作るお客様が増えたのです。

「色はピンクで柄は蝶にして下さい。」「この着物の色が飽きたので違う色に染め替えて!」 お客様のリクエストは様々です。

その当時,それは立派なビジネスとして成り立っていました。染の本場、京都に近い大阪で起業されました。  

このような仕事を 悉皆屋(しっかいや)と呼びます。今風にいうと<着物のプロデューサー>です。

悉皆屋(しっかい)とは?

 

 

【ためになる着物の話】

万葉集が詠まれた奈良時代は、中国(唐)をお手本としていました。そして<衣服令>が定められ、着物のルールが確立しました。

①色

階級を表す公式の場では、身分により衣服の色が決められていました。

奈良時代の天皇がお召しになっていた衣服の色は、光沢のある練り絹で織られた白でした。

②右前に着る

着物・長襦袢・コートは、お茶碗を持つ左手側が上にくるように着装します。この襟合わせも唐に真似ました。

中国では、左前に着るのは蛮人として軽蔑されていたからです。

悉皆屋(しっかい)とは?