悉皆(しっかい)とは?

【悉皆屋は着物のプロデューサー】

悉皆(しっかい)という言葉は恐らくほとんどの人は初めて耳にされる言葉だと思います。広辞苑を引くと、「みな」「ことごとく」と載っています。

町人文化が花開いた江戸時代に入ると、着物に自分の好みを 反映出来るようになりました。呉服屋さんで反物を買う一方、オーダーメード で着物を作るお客様が増えたのです。

「色はピンクで柄は蝶にして下さい。」「この着物の色が飽きたので違う色に染め替えて!」 お客様のリクエストは様々です。

その当時,それは立派なビジネスとして成り立っていました。染の本場、京都に近い大阪で起業されました。  

このような仕事を 悉皆屋(しっかいや)と呼びます。今風にいうと<着物のプロデューサー>です。



【ためになる着物の話】

来年2019年には「大嘗祭」が行われます。

天皇陛下がお召しになる御装束を「黄櫨染(こうろぜん)の御袍(ごほう)」と呼びます。

黄櫨染という色は、昔から天皇だけに許された色です。黄色がっかた濃茶の黄櫨染は、古代中国の皇帝の色「黄色」が由来です。

皇太子の御袍の色は、「黄丹(おに)色」でオレンジがかった黄色となります。

悉皆屋(しっかい)とは?

 

 

*掲載写真 COMPANYTANK 2016年 5月号